うるいの旅 diary

パズルのようにひとつずつ 貯金のようにこつこつと 365日を巡る旅 一緒にどうですか?

January 『風の流れは 時と共に。 虎【寅】われ(囚われ)もの』

           

          『風の流れは 時と共に』

 

春 桜が新幹線のようにはしり去る はじまりの季節

 

夏 ヒュルルルル〜の音と一緒に夜空めがけて光の種が打ち上がり

  バァーンの音で開花する    儚き恋の季節 

 

秋 山を紅葉で模様替え それは周囲を気にして頰を赤らめる子供のよう

  大人を演じる         変化の季節

 

冬 しんしんと降る雪を感じながら かじかんだ手で除夜の鐘をつく

  心の原点           帰郷の季節

 

 

 はる 春の知らせを手で払う 買ったばかりの服を汚すから

    こんな風になったのは いつからだろう それは忘却の季節

 

 なつ 暑さは敵だといわんばかりにクーラーかけて ビール片手にテレビ見る

    わかってはいるけれど         それは虚しい季節

 

 あき 近所のスーパーで買った百五十円の焼き芋は ちょっぴり涙の味がする

    どうしようもなく           ただただ流れてゆく季節

 

 ふゆ 仕事がおわると同時に 腕時計が新年のはじまりを伝えてくれた

    どこからともなく ゴーーンと音が鳴り響く 

    ふと目線に男女の老人と手をつなぐ笑顔のこどもが 

    これから除夜の鐘をつきにいくのだろうか 

    そんなことを思いながら いつもと同じ帰り道をとぼとぼ歩く

    音もなく降る雪は まるで涙を閉じ込めている人の様

    心とは裏腹に体を動かす        偽りの季節

 

 

 

                            2017/4/18/Tuesday